東郷平八郎ゆかりの銀杏の木の里帰り植樹式開催

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英国ウェールズ州の郷土史家をはじめとする地元の方々により大切に育てられた東郷平八郎ゆかりの銀杏の木が、日英の関係者のご努力によって株分けされ鹿児島に戻ってきました。

コロナ下ではありましたが、森市長をお迎えし、植樹式を行いました。

「東郷平八郎ゆかりの銀杏」とは

明治10年、日本政府が英国に発注していた軍艦・初代「比叡」の進水式にあわせて、日本代表として上野景範(旧薩摩藩士)駐英特命全権公使がペンブローク(ウェールズ・ペンブロークシャー州)を訪問し、銀杏の木を寄贈しました。この銀杏は、当時留学中だった東郷平八郎(旧薩摩藩士)が滞在していたペンブロークの英海軍官舎の庭に植えられました。

その後、東郷平八郎が日露戦争日本海海戦で大活躍をしたことから、現地では、この銀杏を「東郷平八郎ゆかりの銀杏」として語り継ぎ、大切に育てられました。

近年、ペンブロークの郷土史家であるデービッド・ジェームズさんは、この銀杏を日英の友好のシンボルとして帰郷させたいと考え、地元関係者と共に「東郷平八郎ゆかりの銀杏」里帰りプロジェクトをスタートさせました。このプロジェクトに賛同したウェールズ国立植物園が無償で枝分けした銀杏を挿し木して、約20本の苗木を育てました。

この活動に日本側で賛同した日本郵船関係者が、無償でこの苗木を日本に移送し、令和元年12月に広島市植物公園がこれを受け入れて、数ヶ月をかけて日本の土壌に順応させ、養生してきました。

これらの情報を入手した東郷平八郎ゆかりの地や関係組織が、受け入れを表明し、すでに、令和2年7月に呉市において植樹が完了し、また、東郷神社での受け入れも完了しました。また、これ以降、横須賀市、舞鶴市、佐世保市等が受け入れの準備をしています。

鹿児島日英協会は、この活動を支援している坂井寿々子様(日本郵船関係者)からプロジェクトの情報を伝えられ、東郷平八郎の生誕地である鹿児島として、受け入れるべきとの考えのもと、鹿児島県、鹿児島市と受け入れ方法について相談してきました。その後、同じく日本側のプロジェクト推進者である岡部伸様(元・産経新聞社ロンドン支局長)に現地との連絡を取っていただきながら、当方での受け入れの準備を進めてきました。

鹿児島での植樹場所は、東郷平八郎の銅像が建つ、鹿児島市内の多賀山公園が最もふさわしいとして、最終的に鹿児島市当局とご相談し、鹿児島日英協会が受け入れて、多賀山公園内の一角に植樹させていただき、末永く日英交流の証として、大切に育てていただくことになりました。

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